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2. 高まる難削材のニーズ
なぜ今、難削材なのか?
そうした諸問題を抱える難削材ですが、日本国内の産業における成熟化とグローバルな競争環境の進展から、その活用がより求められています。なぜならものづくりの高付加価値化を追求していけば、航空宇宙、原子力、燃料電池、ハイブリッド自動車など、より軽量・高強度・耐熱性の高い素材のニーズが高まるからです。そしてこれら素材の大半が難削材なのです。
つまり国内製造業の競争力強化のためにも、難削材の活用が必要不可欠なのです。主な難削材の使用例を以下に挙げます。
主な難削材の使用例
こうした難削材が持つ特性により、実際の生産活動においては次のような諸問題を生み出すことになります。
航空機
Aircraft
- アルミニウム合金
- チタニウム
- CFRP(炭素複合材)
ジェットエンジン
Aircraft
- インコネル
- ハステロイ
- ステンレス合金
ハイブリッド自動車
Hybrid Car
- アルミニウム合金
- エンジニアリング
プラスチック - セラミックス
エンジン
Engine
- アルミニウム合金
- セラミックス
- 耐熱合金
原子炉
Nuclear Reactors
- ステンレス合金
- インコネル
- 耐熱合金
燃料電池
Fuel Cell
- カーボン
- セラミックス
- 銅合金
IT機器・携帯電話
IT Device
s・
Mobile-phone
- マグネシウム
- セラミックス
- 銅合金
- ガラス
- 単結晶シリコン
- ニッケル
医療関連
Medical-Related
Devices
- チタニウム
- セラミックス